「……」
「…結衣」
「結衣!」
「コラ!結衣!」



「ハイッ!!…って、あれ!?」



…お母さん?
が恐い顔で覗き込んでる。



「あれ!じゃないでしょう!何度起こしても起きないんだから!」



…あぁ、そっか。
帰った途端に眠くなっちゃったんだ。


…にしても、なんでこんなにまぶしいのよ?


私はフカフカのベッドにうつ伏せ状態のまま、なんとなく窓を見た。



「まだ夕方…?」



外はまだ明るい。
…もう少し寝ようかなぁ。
はっきりしない意識で、ウトウトとまた目を閉じかけた。