恋愛クラブ

げた箱まで来ると、校門の辺りが騒がしいことに気づいた。


靴に履き替え、なんだろう?と美月と外に出た。


答えはすぐにわかった。
キラキラと金色の髪…


「ガイ様だ!」


美月もわかったみたい。
下校する生徒がチラチラと見ている。


ガイがその女生徒達に手を振る度に悲鳴が上がる。


その爽やかな笑顔の横に、
無表情で黒髪の…


「キャー!タク様!」


藤沢タクが面倒くさそうに立っている。


「あのツーショットが見れるなんてラッキー!行こう、結衣!」


「ちょっと!美月!」