――美月と一緒に恋愛クラブに入部届を出した翌日、


その時は突然訪れた。



『恋愛クラブよりお知らせします』



教室の机にお弁当を広げている昼休み。


黒板の上のスピーカーから放送委員の声が聞こえてきた。



『恋愛クラブに入部希望の
新1年生は、本日13時に校舎西棟3階の部室前に集まってください』