「全然意味がわかんないんだけど!そのテーマとかスケジュールとかは誰が決めるの?」



「それ!それだよ!」



美月はさっきよりもさらに瞳を輝かせた。



「全部取り仕切ってるのが3年で部長の新堂ガイって人!
すーっごくカッコイイんだよ!」



「美月その人知ってるの?」



「知ってるも何も、よく雑誌に読者モデルとかで載ってるし、知らない方がびっくりだって!
ハーフでさぁ、モデルみたいでほんとカッコイイ!」



完全に乙女心爆発な美月に温度差を感じた。


でも、
そんなウワサの部長に会うまであまり時間はかからなかった。