電源係

「規定該当条件数クリア従って電源係は片岡に決定。」
他の二人は拍手をしている。
「ちょっと、二人は危険なので下がっていてください。」
二人は少しニヤつきながら階段へ座る。
「では、お前はそのよく分からないものに電源を入れろ。やり方はフタを開ければ分かると思うよ。」
目の前で見下しながら立っている彼を、初めて憎いと思った。
僕はそぉーっとふたを開ける。
蓋の裏側に書いてある説明を読む。
あれ?これは...
「一応何があるか分からないから聞いておくけど片岡、何か言い残すことは..無いか?」
僕はこう言った。
「お母さんに...言ってもらえますか...?」
「いいだろう。何て?」
「あんたの息子は、最後に大逆転したってね!」
「どういう事だ?」
僕は説明書を取り出し、読み上げる。