「んだよ。馬鹿にしてるってよ」





まだ、気づかないんだ。これだけの殺気を出してるのにさ





「結局はあんたも素人なんだね」





「あぁ?どういう事だよ!いい加減にしろよ!女だからって容赦しねー!」





ほらほらそうやってムキになる





ムキになる方が喧嘩は負けるんだよ?





男が飛びかかってくる





私はそれを避け、男の腹に拳を1発入れる





「1発KO」





男はさっきの一撃で倒れた





「ふぅ。とことん馬鹿ね。私に喧嘩売るなんて早いのよ」





私は兄と毎日喧嘩してた





いや、訂正。兄と一緒にそこら辺のグループと喧嘩してたの方が正しいかな





それでも、広まらなかったのは口止めを固くしていたから





兄の迫力は半端なかった





だから、誰も私達兄妹の事を話す人はいなかった





私は何事も無かったかのようにまた、家えつながる道を歩きだす





「やっぱり、雨は嫌いだ」











この日から堺に私の人生は変わってしまった





いや、違う





今まで止まってい歯車が周り出した