ボーッとしていたら、
どうやら、先輩もあたしに気づいたようで

「織原、弁当。」

スッとさっきまでの笑顔が消えていた。

「あ、はい、どうぞ!」

いつもどおり、手作りのお弁当を渡す。

「行くぞ」
「は、はいっ」

そんな短い会話をして
あたしたちは、いつもご飯を食べている
北の校舎の空き教室に向かった。

相変わらず、無言の先輩。
でもどこか幸せそうな雰囲気があるのは
あたしの気のせいだろうか??