「本当だねー」
夜。
私と灯はお互いのコテージをこっそり抜け出して、誰も使っていない空きコテージのベランダから、星を眺めていた。
「やっぱ山は最高だよな!」
「うん。でも、見つかったら怖いなあ」
「大丈夫だって。夜にこんなとこ、誰も来ないよ」
「そうだけど・・・」
「本当、冬穂は真面目だな」
灯はそう言って笑うけれど、私は内心見つからないかすごく不安だ。
「にしてもカレー、うまかったな」
「小日向くん、大活躍だったもんね。野菜切るの、速いし上手だし」
「あいつんち共働きで、一人の時よく料理するから、得意なんだよ。男のくせに」
「負け惜しみ」
「いいの、俺は!冬穂が作ってくれるし」
「ふふっ、何それ」


