「岡ちゃーん、まだー?」
「多分もうすぐ・・・にしても、あっちいな」
私達の少し前には、女子に囲まれながら歩く圭汰がいる。
二学期に入ってから、圭汰とは一回も話していない。
私もそうだけど、圭汰も私を避けているようだった。
「・・・・。」
私は少し俯く。
私は夏祭りの日からずっと、圭汰のことを考えては自分の気持ちが分からなくなっているけれど、圭汰はどうなのだろう。
やはり、奥さんとの幸せな日々を謳歌しているのだろうか。
それとも、少しは私のことを考えてくれているのだろうか。
「冬穂!見ろよ、あれ!」
「えっ?」


