みんな、愛し方を忘れてる。



「だからだよ。あんなあからさまなアピール、うざすぎる。それに・・・」

灯は意味深に言葉を止め、私の顔を見つめた。

「それに、何?」
「・・冬穂に、何かしそうで怖い」

灯のその言葉に、私は驚かなかった。
ああ、と頷く。

「でも、そんなに悪い子じゃないんじゃないかな。それに、もし何かあっても、ともがいるでしょ?」
「冬穂・・・」

灯は少し驚いた顔を見せた後、照れくさそうに頭を掻いた。

「・・・そうだな。俺がいるよなっ!」
「うん!」

へへっ、と灯は嬉しそうに笑う。

「もらってきたよー、紙」

そこに望未ちゃんと小日向くんが帰ってきて、私達は係を決め始めた。