みんな、愛し方を忘れてる。



そんなことを考えていると、目の前に灯の顔が現れたため、私は、

「わあっ!」

我に返った。


「どうしたんだよ?ぼーっとして」
「か、考え事してて・・・」

「びっくりしたー・・・」と、驚いたからか速く脈打つ胸を押さえる。

「最近、ずっと考え事してるよな。なんかあった?」

灯は私の隣の椅子に座り、そう聞いてきた。

「いや、別に何も・・・。ごめんね、せっかくのデートなのに」
「んーん、大丈夫!」

灯の笑顔にほっとする。
そんな私は、ずるいのかな。


「ストライク、すごいね」
「だろだろ?もっと言って!」
「いや、もう言わない」