灯は何も知らないから、なんて思っていた自分が、とても愚かに思えた。
灯は、私が思っていた以上に私を想ってくれていて、私を大切にしてくれていた。
そして、すごく苦しんでいた。
「私、最低だ・・・・」
私は口に手をやり、涙を流す。
自分の醜さに、心が締め付けられるように痛んだ。
「・・・それでも、灯はまだ、宮咲さんのことを待ってる」
そう言って、蒼人くんは私に小さな紙を差し出した。
私は、それが何か分からないまま受け取る。
「宮咲さんが灯にキスして去っていった後、灯、言ってたよ。やっぱり好きだ、って。宮咲さんともう一度やり直したい、って。灯は、宮咲さんのことを愛してる。今も、ずっと」
「っ・・・・」


