みんな、愛し方を忘れてる。



灯と三人で遊んだあの日以来、ちゃんと話したことがなかったため、なんだか少し緊張する。

一方、蒼人くんは、真剣な顔をして私を見つめていた。


「・・・今、時間ある?」
「今?うん、大丈夫だよ」

私は自分の靴箱の扉を閉め、蒼人くんの方に向き直る。


「・・・あの日、灯にキスしたんだって?」
「っ・・・!」

単刀直入にそんなことを言われたため、言葉が詰まった。

「あれから、ずっと灯のことを避けてるみたいだけど、なんで?」
「なんで、って・・・・蒼人くんには、関係ないでしょ?」
「・・・うん、そうかもね。でも俺は、このままでいいとは思わない」
「・・・蒼人くんには、分からないよ」