みんな、愛し方を忘れてる。




当たり前ながら、どうしたら良いかと焦った私は、これも当たり前ながら、灯を無視して、早足でその場を立ち去った。

昨日払えていなかったカラオケのお金は、蒼人くんに渡した。
灯に事の全てを聞いたのか、蒼人くんは何やら聞こうとしていたが、用件が終わってすぐその場を離れることで、私はそれを阻止した。

灯とも蒼人くんとも気まずくて、私は二人を避けていた。


そんな中、昼休みに突然、望未ちゃんが教室にやってきたのだ。

進級してクラスが離れてから、一度も話したことがなかったのに、望未ちゃんは教室に来るなり、私を呼び出した。

色々とありすぎて、正直、望未ちゃんとなんて話したくないのだけれど、だからといって、断るわけにはいなかった。



「・・・どうしたの?」

二年生の頃と同じように、裏庭まで連れて来られ、本当にうんざりする。