小日向くんは、こんな私をどう思うだろう。
やはり、軽蔑するのだろうか。
私は、親友を傷つけた、最低な女だから。
「・・・そうでもないと思う」
「へっ?」
しかし、小日向くんから返ってきたのは、意外な言葉だった。
びっくりして小日向くんの方を見ると、小日向くんはまっすぐ前を見つめたまま、
「好きって気持ちはさ、合理的に、倫理的に動かせるものじゃないと思う。そんな簡単に抑えられる想いなら、最初からないも同じだよ」
「小日向くん・・・・」
意外すぎる言葉に目を丸くさせると、小日向くんは私の顔を見て、恥ずかしそうに微笑んだ。


