みんな、愛し方を忘れてる。



重い病気とかだったらどうしよう、なんて不安を抱きながら、メールを読んでいくと、


『赤ちゃんが出来たの。
忙しいだろうから、それだけ伝えとくね。
帰ったら詳しく話すから!』


俺は驚きのあまり、思わず、くわえていた煙草を落としそうになった。

「子ども・・・?」

俺は携帯電話片手に固まる。

佳月と俺の子どもが出来た。
俺がもうすぐ、父親になる。

突然の知らせに、中々その事実が現実味を帯びない。

しかし、一つだけ明らかなことがある。


「・・・やべえ、めっちゃ嬉しい・・・・」


新しい命が、芽吹き始めている。
そしてそれは、俺が守るべき命。

大きな責任感があるけれど、それよりも喜びの方が勝った。