その言葉を聞けただけで、私は幸せだ。
私は涙を流しながら、満面の笑みを浮かべる。
言おう、最後に。
圭汰に、一番伝えたかった言葉を。
「ありがとう、圭汰!」
私はそう伝えると、圭汰に背を向けて、勢い良く視聴覚室を飛び出した。
背を向ける瞬間に見えた圭汰の笑顔が、今まで見てきた圭汰の笑顔の中で、一番素敵で、一番好きだと思った。
こんな結末を迎えてしまったけれど、私達が付き合ったことは、絶対間違いじゃなかったと思う。
だって、圭汰を愛したことは、幸せなことだったから。
私も圭汰も、本当に愛し合っていた。
どれだけ傷つけ合っていても、ちゃんと恋人だった。
だから、これでいい。
お互いさようならをして、別々の幸せを見つけるの。
それが、私達の恋のハッピーエンド。
ねえ、圭汰。そうでしょう?


