みんな、愛し方を忘れてる。



あと、すごく香水臭い。

そんな河合に、俺は容赦なく、きっぱりと告げる。

「俺と別れて」
「・・・・えっ?」

唐突に告げたその言葉に、河合は目を丸くさせた。


だが、俺が真剣な顔で河合を見つめると、態度を豹変させ、

「・・・いいの?私、冬穂ちゃんのこと、言っちゃうよ?」

と、少し顔をひきつらせつつも、怪しげに微笑んだ。

でも、もうそんな脅しには屈しない。


「言えば?」
「はっ・・・?」
「言いたかったら、言えばいいじゃん」
「・・・で、でも、そしたら冬穂ちゃん、傷つくよ?」
「だーから、冬穂も岡本も、そんな馬鹿じゃないから。言ってもどうにもならないんだよ」

河合は、俺が言っていることの意味が分からない、と言うように、首を傾げた。