この恋心は、そっと消してしまおう。
きっとそれを、この恋だって望んでいるはずだから。
「・・・・あっ」
一つ、灯に言い忘れていたことがあったことを思い出す。
まあ、こっぱずかしくて、多分、覚えていても言わないだろうけど。
俺は空を見上げたまま、微笑んだ。
灯。
俺は、お前と宮咲さんの味方だよ。
~灯side~
昨日、蒼人に説教されて、気が付いた。
俺は冬穂のことを追い続けなきゃいけない、って。
どんなに逃げられても、好きだから、ずっと追い続けるべきなんだ。
だからまずは、河合と別れる。
そう決めた俺は、昼休み、河合を裏庭に呼び出した。
「なあに?どうしたの?」
どんな風に喉を使っているのか分からないが、甘ったるく気持ち悪い声に苛立つ。


