「・・・・はあ」
灯はため息を吐きながら、髪を掻き上げる。
罪悪感に下を向くと、頭に、ぽんっと温かい手が乗せられた。
私は顔を跳ね上げる。
すると、目に映った灯が、優しく、けれど、少し切なげに微笑む。
「・・・約束、覚えてる?」
「やく、そく?」
私が首を傾げると、灯は頷いた。
「うん。もし、すごくひどいことをされて嫌になったら、」
「我慢せずに、ともに言う・・・」
「そう、それ。これからは絶対、守ってほしい」
「とも・・・・」
灯の優しさが痛くて、泣きそうになりながら灯を見上げると、灯は微笑みながら、私の頭を撫でた。
「それだけ守ってくれたら、それでいいよ」


