私はその方向を見やる。
そこには、望未ちゃんに落とされた時のままの状態のおかずたちが、無残に土まみれとなって、散らばっていた。
「あっ・・・・」
もしかして、灯が知ったことって。
「どうして、冬穂、そんなに汚れてるの?冬穂の机に、死ね、って書いてあったけど、それはなんで?」
「とも、それは・・・」
「・・クラスの奴から聞いた。河合に連れて行かれたって。帰って来た河合を問いただしたら、全部白状したよ。今まで、冬穂にしてきたこと、全部」
灯は俯きながら、淡々と話す。
私はその姿を見て、全身の血の気が引くような感覚がした。
「とも、あのね・・・」
「なんで・・・なんで、言ってくれなかったんだよ!」
灯はそう叫んだ後、ぐっと唇を噛み締めた。


