みんな、愛し方を忘れてる。



「ご・・・ごめんなさい!」
「「ごめんなさい!」」

すっかり圭汰に怯えている彼女らは、すぐさま私に頭を下げた。

私は驚き、パチパチと瞬きを繰り返しながら、

「あっ、うん・・・」

と、返した。



「・・・大丈夫か?」

逃げるように望未ちゃんたちが走り去った後、とてもさっきまで怒鳴っていたとは思えないくらい心配そうな顔で、圭汰は私に手を差し出した。

「うん・・・ありがとう」

私はその手を掴み、立ち上がる。

「ごめん。守るって、言ったのに・・・」

俯き、落ち込む圭汰に、私は微笑みかけた。

「全然だよ。圭汰はちゃんと守ってくれたでしょ?」