「見てたぞ、全部な」
「いや、これは・・・・あそ、び。そう、遊びだよ、岡ちゃん」
必死に言い訳をする望未ちゃんにはもう、さっきのような覇気はなくて、それどころかむしろ、弱々しく感じた。
「遊びでいじめをしていたのか。お前、ガキだな」
「えっ・・・・ちょ、どうしたの?恐いよ、岡ちゃん」
「・・・恐い?当たり前だろ!いじめているやつに、優しくする教師なんかいるか!」
いつもの温厚な圭汰からは想像もつかない大声で怒鳴った彼に、望未ちゃんたちは泣きそうな顔をして、閉口した。
「・・・もう二度と、こんな真似すんなよ。分かったな?」
「「はい・・・」」
「声が小さい!」
「「はいっ」」
「・・・じゃあ、謝れ。今すぐ、宮咲に謝れ」


