今日は、何をされるのだろうか。

そう考えると、昼休みの今でも、落ち着いていられない。


そうやって、自分の席で怯えていると、突然両肩にぽんっと手が乗った。

「わっ!」

私は体をビクッと揺らし、振り返る。

「驚きすぎだろ」
「とも・・・」

そこには、歯を見せて朗らかに笑う、灯の姿があった。


「どうした?なんか、元気ないけど」

灯は首を傾げながら、そう心配そうに問う。

私は愛想笑いを浮かべ、

「そんなことないよ?」

と、答えた。