私は彼氏の雄大の家にいる。雄大の家には私と雄大しかいない。

「樹里、チューしよ?」

「やだ」

「んじゃあ、ぎゅーする。」

そう言って、雄大は私を抱きしめた。私はめっちゃドキドキしていたけれど、それを隠すかのように友達とメールをし続けた。

「樹里?携帯じゃなくて僕を見て?」

「やだ」

「そっか。樹里は僕といて楽しい?」

雄大が悲しそうに聞いてきた。