ハルは智君のママにもなぜか懐いていて、くっついて離れなかった。


智君のママもハルと遊んでくれたが、時折見せる寂し気な表情が少し気になった。




「亜美ちゃんご飯食べてってや」


『あっ、ハィ。ご馳走になりますっ』


「そんなええもんちゃうぞ」
智君が横から言った。


「あんたは食べんでいいわ」

智君ママが笑いながら言った。



アハハ…――



そして智君ママが晩ご飯の買い物に行くと行った。

「亜美ちゃんも買い物一緒に行けへん?」


「おぃ!亜美を荷物持ちに使うなや」

『はい!行きます!』


「じゃいこっか!智、ハル君見ときやぁー」


「お前ら俺の話は無視かぁ…」


『智君ハルお願いなぁ!』


「お…おぅ。気ぃつけて行ってきぃや」



そして智君ママと私は歩いて近くのスーパーに向かった。