私は仕事も決まらず苛々していた。

            
♪♪♪♪♪…――

智君からの電話だった。
            
「亜美〜?」

『んー?』

「明日休みなってん!遊ぼうや!」

『うん!』

「ほな明日迎えに行くし」

『わかったー!』



智君と付き合って、初めてのデートだった。



ハルも喜ぶだろうなぁ…



さっきまで苛々していた私も明日の事を考えると苛々なんて吹っ飛んだ。

            


そしてこの日は早めに布団に入った。