「星綺麗やぞー…」


そう言われて私も空を見上げると、本当に星が綺麗だった…



「なぁ?」



『ん?』



「ハル坊の父親の事…
 まだ好きか?」


『んー…何か前までは何してるんやろとか考えてたけど、最近はあんまり考えへんくなったかな…
てか今彼女居て子供も居て幸せそうやったし…』



「…俺と付き合ってや。
 ハル坊の本間の父親にはなれへんけど、亜美っ子の事もハル坊の事も同じくらい大切やねん。

 って亜美っ子に拒否権はないけどな。ハハッ」



智君が空を見上げたまま言った。


『…何で…あたしなん?』


「何でって言われても…好きになるのに理由いる?」


『…………』