智君だった…――



『マジでー!ほんま悔しいねんけどー』


智君はハルを高い高いしながら無邪気に喜んでいた…―



子供みたい…



『で…亜美何したらいいかね?』


私が言うと智君は真剣な顔をして言った。

「ハルが寝た後言うわ。」

『えー!気になるー!ハル仲間外れやんー!』


私はおちゃらけて言ったが、内心ドキドキだった。


自信過剰かもしれないが、告白されるかも…


そう勝手に思っていた。