次の日…――
            


ピンポーン…――♪


私は玄関のドアを開けた。


「おひさっ♪」


一瞬誰だかわからなかった…

            
真っ黒に焼けて居て、目の周りは真っ白。



当時流行ってたヤマンバギャル
                                                

ナツだった…――

「おーい!」

ナツは呆然とする私の顔の前で手を振った。


『えっ…あー。一瞬誰かわからんかった』


「アハハ。久しぶりやん!」


そう言うとナツは私の部屋にきた



ハルは人見知り全開でポカーンとしていた。


『兄チャンならまだ帰って来てないで。』


突っ込みどころ満載だったが、とりあえず兄の事を言った。


「知ってる!てか今日智君とデートやろ?」


『デートぢゃねぇよ。』


「えぇ〜!ケン君デート言うてたで」


『違うし。てか兄チャンとどうなん?』


「んー…普通やなぁ
 好きやけど、今は付き合いたくない。」