電車に揺られて、着いた私は水をくむと、松の所まで向かった。

                                    

墓石の前にしゃがむと、タバコが置いてあった。





松の母がマメに来てるんだなと思った。

                                    

アキが…

                        
置いてたなんて

                                    

知らなかったよ…――




私は買ってきた花を添えると、松に話始めた。


『なぁ…アキなぁ…彼女らしき人が居た。
しかも子供もいてん…
あたしどうしたらいいん?

    答えてやぁ…』



もちろん返事など返ってくるハズもなく…