あの背の高い…


あの頃より少し大人っぽくなった…


アキ…――



                        

私はやっと会えたと思い、嬉しさからアキの元へ駆け寄ろうと思ったが、一歩進むと、向きを変え、店を後にした…―――

                                                            

なんで…??






アキの隣には同じ年くらいの女の人と、ハルより小さな男の子の赤ちゃんが居た…―――



            

アキの子供か確かめようかと思ったが、何だか考えると惨めになってきた…



私が勝手に産んだんだし…



アキには迷惑かけないとあの時決めたハズなのに…

                                    

アキにはアキの人生があるのに…――

                                    

私…


何やってんだろ…―――