『お邪魔します…』




リビングに行くと、その女の人は紅茶を入れてくれた。

「明人君と同じ年?
 もう子供居てるんやね」

『あっ、ハィ。晴人って言います。』


ハルは部屋中をウロチョロしていた。


『あのぉ…』


私が言いかけた時だった。
ガチャ…――
「ただいま」


アキの父が帰って来た。


アキの父と目が合った
『お邪魔してます…』

「おぉ!亜美ちゃんやんか。
久しぶりやなぁ!今日はどないしたん?」


『あの…単刀直入に言います。
 この子、晴人って言うんですが、アキとの子です。』



 !?!?


アキの父と女の人は目を丸くして驚いていた…――


「ほんまか?亜美ちゃん…」


私は頷くとアキと別れた後に妊娠に気付いたと言った。


すると、アキの父は、アキに似てると言って、ハルを抱いた…――
「おじぃちゃんやでー!」
アキの父が言うとハルは喜んでいた。


どんな反応されるかドキドキしていた気持ちが一気に吹っ飛んだ。