数日後…――


『晴人!!行くで〜!』


「ママー!クックー!」


この日私はハルを連れてアキの父の自宅へ向かった。







ピンポーン♪…――


「はいー!」


扉を開け、出て来たのは30代の女の人だった…――



『あ…あの…高原さんのお宅ですよね?』



「ハィ。どちらさん?」

女の人は笑顔で言った。



『あの…高原君の知り合いなんですけど、おじさんは居ますか?』


「あー!明人君の友達?
 もーすぐしたらお父さん帰ってくるからあがって待つ?」


私は少し迷ったが、待たせてもらう事にした。