「亜美ちゃん…」


振り向くと松の母が居た。

『松は…私のせいで…死んだんです…ッッ…ごめんなさいッッ…』




ギュッ…――


松の母は私を強く抱きしめた。


「違うよ…あの子…薬やってて…欝に近い状態やってん…」



松の母は薬をやってる事を薄々気付いてはいたらしい…


だけど、確信に迫る事は出来ず、問い詰める事も出来なかった…――



薬をやっていない時は、楽しそうに私の話をしていたらしい。


しかし、夜になると、様子がおかしくなっていた。