マユだった…――



もうあの頃の事なんて気にしてないよ。


『亜美もごめん。…顔傷つけて』


私も謝るとマユは笑顔で言った。


「気にしてないで!悪かったんあたしらやし…今からちょっと喋れへん?」


私がナツの方を見ると

「お腹すいたし〜どっかでご飯食べよや!」


ナツがそう言ったので、一緒に近くのファミレスに入った。




私達は適当に注文すると、ナツがハルを見て気まずそうに言った。

「なぁ…子供って‥松の子ってほんま?」


『えっ?』
「はいッッ!?」

ナツと同時に発した。


「えっ…何か噂で聞いたから…」

マユは私達の驚きぶりに戸惑っていたようだ。