『な…何言うてんの?』



兄に言われた言葉に呆然としていた。


ナツは泣きまくるハルを抱いていた。


「行くぞ!」


兄は私の腕を掴むと部屋から連れ出した。



『待って!!ハルも…連れて行く…』




そう言うとナツがハルを抱いたまま連れてきてくれた。



…――松が自殺した……―――




家に電話があったのは松と仲良しの洋介からだった。


            
松が車に飛び込んだ…――