『うん…ナツの言う事もわかるけど…』


            
「けど?」



                        
♪♪♪♪♪……――――



家の電話が鳴っていたが、誰かが出て再び部屋はシーンとなった。


『松の事は…好きやけど、恋とかじゃないかも。』



「そっか。まぁ誰かと付き合って欲しいとかじゃないねんで?」


『うん。
 それに今はハルで手いっぱいいっぱいやしなっ』



その時だった…――
            
「亜美!!!松が…――」


兄が真っ青な顔をして入って来た。


ハルはビックリして目を覚ますなり大泣きした。




『ビックリするやん!何よ?』


「松が…――――」





                        
ウソでしょ?…――