「離してください。」
振りほどこうとしても、男の力が強すぎてふりほどけない。
どうしよう。そう思ったとき、後ろから誰かに抱きしめられた。

「俺の女に手ぇ出すなよ。」
この声は光輝。
良かった助かった。

「なんだよ、男もちかよ。」