そこに居たのは。






「誰?」





知らない三人の男達。


真ん中にいるのは
一番長身で一番イケメンな黒髪くん。


右にいるのは
爽やかな笑顔で笑っている赤髪くん。


左にいるのは
制服を着崩してる髪が長めの金髪くん。




三人とも顔がいい。




「なにしてんの?入らないの?」


三人の後から声が聞こえて
黒髪の横から顔をひょこっと出す茶髪赤メッシュ…




「「あ。」」



私と赤メッシュ…カナタの声が重なった。



「えっ、ヒヨ?!なんでいるの?!」


「なに、私がいちゃダメなわけ?」


私は少しカナタを睨みながら言う。



「カナタ、この子と知り合い?」

赤髪くんがカナタに尋ねる。



「知り合いっつーか…席が隣でさっき友達になった」



そうそう…



って…友達ぃ?!




「はあ?!」



あ、やべ。叫んじゃった。