最強な彼の愛し方









「先に風呂入ってくれば?」


「え、私が一番に入っちゃっていいの?」


「んな事いちいち気にしなくていいんだよ」


「じゃあお言葉に甘えて〜」


「着替えどうすんだ?」


「んー…一番大きいTシャツ貸してー」























うん、でかい。


風呂を上がった私はレンのTシャツを着ていた。


本当に大きくて膝の少し上くらいまであるからちゃんとパンツも隠れてるし家でも寝る時はたいていこんな格好。だからもうこれでいいかな。






「上がったよ〜」


幹部室へ続く扉を開けると誰もいなかった。




あれ?どこ行ったんだろ



不思議に思いながら総長室へと向かった。


「レン上がったよ?
…あれ?なんで皆ココにいるの?」


総長室にはレン以外の四人も揃っていた。


五人は私の言葉を無視してるのかこっちを見てるくせに黙り込んで何も言わない。


「あの…無視は傷つきます」


私がそう言うとフウトとハルマがハッとしたように笑いかけてきた。


「無視してないよ、ごめんねヒヨちゃん」


「ヒヨ悪いな」


その二人の声に続いてマサキが言う。


「えっとね、俺らが幹部室にいたら誰かが覗くかもしれないからって言ってレンが入れてくれたんだよ!普段は総長とその彼女しか入れないんだけどね」


マサキが話終える頃には皆元に戻ってたけどカナタは顔を赤くさせていてレンはなんだか不服そうにしていた。



てゆーか…


「え、総長室って総長とその彼女以外入っちゃだめなの?」


前はそんな決まりなかったと思うけど…


「初代は何故かずっと女を作らなかったから彼女とか関係無かったらしいけど初代が引退する時にそういうルール作ったらしいから二代目のレンは決まりを守らなきゃなんだよ」


「なんでなんだろうね、初代かなりの男前だったのに」

そう呟くフウトにハルマが返す。

「惚れた奴がどうしても諦めないといけない相手だったとか?」


「ねぇねぇ、私入らない方がいいんじゃない?だってそのルールはさ、きっと初代が自分と違って跡を継ぐ総長達がその彼女だけを愛せるように決めたルールだと思うから…」


「ダメだ、お前は此処で寝ろ」