最強な彼の愛し方








それからは皆で雑談したりカナタとマサキと私の三人でトランプしたりして時間を潰してた。




あれ…?




今、何時…?



ふとそう思ってポケットからスマホを取り出す。






10:03。


画面に表示されたその数字を見て顔が真っ青になった。


「やば…私もう帰んなきゃ!」








「泊まらないの?」




さも当然かのように言うカナタ。










「はぁ?!どこで寝るのよ、この倉庫に寝られる場所なんて此処と総長室しかないじゃん」




そう、この部屋にはさっき上がってきた階段に続く扉とは別にあと二つ扉がある。その内の一つが総長室。そしてもう一つは風呂場だ。幹部は基本この幹部室で寝る。






















「総長室で寝ればいいだろ」












私が総長室の存在を知っていたことには突っ込まないでくれたレン。






「じゃあレンは?ここで寝るの?」


「あ?なんで俺がソファで寝なきゃいけねぇんだよ」


「てゆーか、それ以前に着替え持ってきてないし」


「んなもん適当にシャツ貸す」


「いや、でも」


「細かい事はどうでもいいんだよ、人生なるようにしかならねぇんだから」


え、私この一泊に人生かかってんの?




「あーもう分かったよ」



そうそう、どうせ総長室にもソファはあるんだからそのソファで寝ればいいし、着替えは貸してくれるってんだからいっか。