最強な彼の愛し方











懐かしい風景。




変わらない倉庫。




レンとハルマの隣にいた私に気付くと倉庫にいた連中が物珍しそうに見てくる。




そうそう、初めてこの倉庫に来た数年前も今日と同じだった。周りから凄い視線感じてたっけ。


思わずクスリと零れる笑み。

あくまで気付かれないように。



「行くぞ」


レンに促されて階段を上がる。


階段を上がったところにある扉。




そこを開けると三人掛けの白いソファと黒いソファが机を挟んで向かい合わせに並べられている。そして奥、いわゆる誕生日席に赤の一人掛けソファがある。白と黒でまとめられた至ってシンプルな部屋。



「何も変わらないな…」





「は?」


「え?」


「変わらないってどうゆう意味だ」



しまった…声に出しちゃってた…


「あ…まぁ、後々分かるんじゃない?」


レンは私の言葉に意味が分からないと言うように一瞬眉を顰めたがすぐに「そうか」と呟いて元に戻った。



深く聞いてこない事に少し安堵した。

此処は私の居場所“だった”。


ここに来るといつも落ち着く。
大好きな場所。





白いソファにフウトとマサキ、黒いソファにハルマとカナタ、赤いソファにレンが座る。

だから私はカナタの隣に座った。