あ、でもちゃんとこの五人から
見えないように笑ったよ?
…………ん?
皆の反応が無くて顔を見てみると
ポカーンとしてる五人。
「は?イケメン?」
「じゃあ、皆男っつーこと?」
「え、うん。なんか問題ある?」
「いや、問題っつーか…」
マサキはそこまで言うとチラリとレンに視線を移す。他三人もレンを見ていたから私も見る。
“面白くねぇ”。
レンはまさにそういう表情をしていた。
睨むかのようにこちらを見てくるから
「何」
私も軽く睨む。
「名前は」
「は?」
「そいつの名前」
「レンに関係ないじゃんっ!」
私はレンたちに背を向けて屋上の扉に向かって
足を進める。
すると
────グイッ
右手を掴まれた。
「どこ行くんだよ」
「教室だよ、もう授業始まるから離してカナタ」
「お、おぉ…悪ぃ…」

