「え、」 咲原くん、赤い... あ、そっか。夕日がオレンジ色だから 反射したんだよね、そうだよね。 わかってる、わかってる、わかってるってば、私。 落ち着けーー!!私ーーー!!! 「ごめんなさいっ手が滑って、」 手を離してから、なにしてんだって自問自答。 仕方ないじゃん、返してくれなくて... 『もう、やだな、ほんと』 「私のこと、嫌いになりましたか。」 『うん、嫌い』 『でも、面白い。』