涙が止まらなかった。 こんな日になんで綺麗な夕日なんか出てるんだろう。 私の心を描写するように雨降っちゃえばいいのにな。 「...なんで、わかってるのに、」 優しくされたことなんて、無かったくせに。 どうして、咲原くんには期待してしまったんだろう。 「...嫌い、か。」 自分の心がもっと消えていく。 咲原くん。 彼が私をまた踏みにじった。