夢が現実になっちゃった不運な女の子の御咄


そんな姿を見て内心イラつきつつ
酷いなぁ…と呟き私は唇を尖らせた。
しかし、聞こえないのか、ふん♪と言いお姉ちゃんは部屋を出て行く。
すると、ドアノブに手をかけたところでフリーズし、私に振り返った。
「あ、早く降りてきな。朝食できたみたいよ」
「了解でっす☆」
敬礼をしてみせた。
お姉ちゃんは苦笑いを浮かせ扉を開いた。
バタンっ!
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お姉ちゃんが居なくなったところで、私は辺りを見回す。
【………うん。私の部屋だ。】
再び安心し、自然と口角が上がる。
…………嫌な夢を見た。気味が悪い。
さっきは覚えてないと言ったが、本当は覚えてる。
しかも、繊細に。
最近は毎日この夢を見る。
【 見たくもないのに見せられるなんて私の気持ちも考えてほしいよ】
一人で色々と考えていると一階からお母さんの声がした。
「はーい、今行きますよっと」
私は部屋いっぱいに声を張りあげた。