「俺、そろそろ行かないと」
『…そっか。』
彼が立ち上がって私を見下ろす。
「…また、会いたい。」
ぶっきらぼうに言うレンくんに私は、立ち上がって大袈裟に答えた。
『わ、私も!また会いたいよ!レンくんに!』
「…フッ、うるさ」
また笑ってくれたレンくん。
何故か顔に熱が集まってくる。
またな と呟き、私に背を向けて歩き出したレンくんを止める。
『…レンくん!これ!』
私がレンくんに差し出した物は、さっきおばあちゃんに貰ったラベンダーをラミネートした物だった。
この前来た時に私がラベンダーを摘み、おばあちゃんに見せれば、ラミネートしてあげる と言ってくれたので、私は今日これを貰うのを楽しみにしていた。
