『…よいしょ、』 おばあちゃんの家まで来た疲れが何故か今やって来た。 だから、涙を拭っている彼を見ながら私はラベンダー畑の中に1人座り込んだ。 暫くして、落ち着いた彼を見据えて私は話しかけた。 『…ここ、座りなよ。』 そう言うと彼は私の横に座り込んだ。 『…痛いの、治った?』 「…」 『…』 「…俺、ここを離れなくちゃいけねぇんだ。」 『…そっか、寂しいね。』 「…お前は?」 『私はおばあちゃんの家に来てるだけだから。 でも、もしかしたらこの街に住むことになるかもしれないの。』