あぁ、そういうこと…!

王子の発した言葉の意味がわからないほど私は純粋ではないし、子供ではなかった。


そして、自分が女性としてあまりに無防備な立場にいることに今更気がつく。


そして…それを心配して鍵を渡してくれた王子が紳士だということにも。



まあ、確かに立場もルックスも身分違いといえど、そういう間違いがおこらないとも限らない。



それを防ぐための、鍵なんだ、これは。